コンテンツブロッカーにブロックされない、ホワイトリストに登録されるための方法

9/17のiOS 9の登場、そして9/25のiPhone 6s発売後、ネット業界を震撼させている広告ブロック機能こと「コンテンツブロッカー」。

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この機能を利用した広告ブロックアプリが次々とリリースされ人気を博していく中、「あなたの広告ブロックアプリに、ブロックしない広告を設定できる機能を付けませんか?」という話を、ドイツのEyeoという会社がアプリ開発者達にもちかけているようです。

これに応じる形で、一番人気のアプリ「Crystal」にも、6~10週間後に予定しているアップデートで、この機能が搭載されることになりました。

Crystal開発者による9/25付の発表(英語)

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ブロックされない広告リスト=ホワイトリスト登録で儲けるEyeo社

つまり、「この広告の表示は許可する」という設定ができるようになるということ。許可する広告のリストは一般的に「ホワイトリスト」と呼ばれます(ブラックリストの逆ですね)。

Eyeo社は何を狙っているかというと、乱暴な表現をすれば「広告を表示させたければ、当社の要求を満たした上で、カネを出せ。そうすればホワイトリストに載せてやろう。」というビジネスモデルです(笑)

なお、同社がホワイトリスト登録されているサイトの約90%は無料で登録されており、ごく一部の巨大配信者(Google等)のみに課金しています。

こうしてホワイトリスト登録で得た利益の一部を、機能を実装したアプリ開発者に報酬として支払う、という流れです。

小規模ウェブサイトやブログのホワイトリスト登録は無料!

Eyeo社のFAQ(英語)には、このように明記されています(抜粋)。

もちろん、次に説明するホワイトリスト登録の条件を満たすことが大前提です。

Why do some companies pay to be whitelisted and others do not?

Whitelisting is free for all small websites and blogs.

Crystalのホワイトリストに登録する方法

Eyeo社の公式サイトにはホワイトリストに登録するための条件が公開されているので、今回はそれをご紹介します。

以下は同社の広告ブロックアプリ「Adblock Plus」のホワイトリスト登録に必要な条件として公開されているものを、僕が意訳したものです。(翻訳の精度は保証しません)

この条件を満たした上で、同社の申請フォーム(英語)から申請すると、10営業日前後で登録されます。

Crystalについても、すでに出来上がっているAdblock Plusのホワイトリストを参照するとのことなので、この手順に基づいてサイトを整備し、申請すれば広告が表示されるようになります。

ホワイトリストに登録されるための条件

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静止画像のみ(テキストリンクについては後述)

動画・アニメーション、サウンドなどは禁止

テキストのみが望ましい

興味を惹くための画像の使用はないことがベター(ただし、禁止とは書いていない)

広告の配置について

広告がページのコンテンツを隠してはいけない

ページを開くと同時にポップアップで広告が現れ、これを閉じないとコンテンツが見えない、という広告は禁止。

文章の途中に広告を配置してはいけない

テキストがコンテンツの主体である場合、読む流れを阻害する場所(つまり文章の途中)に広告を配置してはならない。

ただし、文章の開始前や終了後、サイドバー等に配置することは問題ない。(明記されていませんが、文脈からすれば段落と段落の間もNGだと思います。)

メインページでスクロールさせるような広告配置は禁止

メインページのコンテンツを見るためにスクロールする必要があるような広告の配置は禁止。(「メインページ」の定義が不明)

一般的に、画面の縦方向の長さは最低で700px程度と想定されるので、その1/3を超える高さの広告は禁止。(アドセンスの禁止事項である「画面の大半を広告がカバーするのは禁止」と似ていますね)

リスティング広告の検索結果も同様で、リスティング広告による検索結果が画面の1/3を超えて表示されるのは禁止。

サイドバー等に広告を配置する場合、その幅はページ幅の1/3以下

コンテンツの横に広告を配置する場合は、コンテンツのために充分なスペースを残す必要がある。一般的に、画面の横方向の長さは最低で1000px程度と想定されるので、その1/3を超える幅の広告は禁止。

コンテンツと広告は明確に区別される必要がある

広告には必ず「スポンサーリンク」といった表示をする必要がある。それに加え、コンテンツとは明確に区別できるように表示する必要がある。

例:異なる背景色、枠付きで表示させる、など

テキストリンクについては別の基準を適用する

アフィリエイトリンクであっても、テキストリンクについては前述の基準は適用せず、以下の基準を適用する。

リダイレクトの禁止

テキストリンクのリンク先から、自動的に他のページにリダイレクトされるのは禁止。

収益化を目的としたリンクは全文の2%以下

テキスト主体のコンテンツの場合、アフィリエイトリンク等の収益化(マネタイズ)を目的としたリンクはページ文字数の2%以下に限る。

他のリンクと同じように表示・機能する

マネタイズ目的のリンクと、その他のリンクは同一の表示・機能をする必要がある。(アフィリンクだけ赤かったり太字だったり、点滅したりしてはいけない)

リンクは誤解を招く内容・配置にしてはいけない

(ここはちょっと自信がありません)

おそらく、「お得な情報はこちら」といった表記で情報商材の販売ページにリンクしているとか、誤クリックを誘発するような位置にテキストリンクを配置するとか、そういうことだと思います。

条件の原文と現状のホワイトリスト

冒頭に書いたとおり、これは僕が意訳したものです。

英語の原文はこちらにあります。

また、こちらが現状のホワイトリストです。

Adblock Plusが参照するためのテキストデータなのでただのURLの羅列ですが、テキスト検索は可能です。すると、AmazonやGoogleは登録されていますが、楽天やバリューコマースは含まれていないことが分かります。

ホワイトリストに含まれる広告も非表示にする設定がある

Adblock Plusの場合、デフォルトではホワイトリストに登録されている広告は表示される設定になっています。

ただし、ユーザーが設定すれば、ホワイトリストに含まれる広告も非表示にできるので、ホワイトリストに入ったからといって100%表示されるわけではありません。

Crystalにも同じ機能が実装されます。

広告ブロックの今後:あんま変わらないんじゃない?

iPhone 6s発売から1週間が経過しましたが、今のところ僕のアフィリエイト収入が減少している様子は無いので、短期的には影響は小さそうです。ですが、当然ユーザーは徐々に増えていくはずなので油断はできません。

ただ、冒頭でも紹介したCrystal開発者による発表(英語)では、彼がCrystalリリース直後に行ったアンケートの結果に触れており、50%以上のユーザーは基準を満たす広告を表示することを許容しており、約20%はユーザー自信が編集できるホワイトリストを許容しているそうです。

結局の所、見た目にも・データ量的にもジャマにならない広告には変わっていくでしょうけど、ネット広告を取り巻くビジネス環境はあんまり変わらないのかな、と思ってます。

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