留まることを知らない、最近の自衛隊イベント人気。
その大きな原因といえば、陸は「ガルパン」、空は「空飛ぶ広報室」、そして海は「艦これ」。
空飛ぶ広報室はともかくとして、アニメやゲームに登場する兵器から興味を持って、自衛隊イベントを見よう!という流れができたことに驚きです(笑)
おかげでこの何年かは自衛隊イベントの人気が急上昇、特にチケットが必要なイベントについては、もはやプラチナチケット。
観艦式は3年に一度の開催なので、「艦これ」登場後では初めて。
チケットはこれまで以上に入手困難になるでしょう。
そこで今回は、そんな観艦式のチケット入手法をご紹介します♪
チケットを見事ゲットできた方は、こちらへどーぞ♪
2015年 自衛隊観艦式の乗艦券を入手する方法
正攻法:ハガキで応募(2015年8月31日必着)
観艦式も一般公募が行われていますが、ハガキ(往復ハガキはNG)による応募のみで、ネット上での申込はできません。
1人1通のみ有効
1人で何枚出しても1枚のみが有効となるので、同じ名前で100通出してもムダです。
行かない友達の名前はNG
ハガキ1枚で4名分まで申し込むことができますが、「海上自衛隊の艦艇に乗り込む」という特性上、チケットには代表者名が記載され、身分証明書の確認もされますから、当日行かない人の名前を使ってしまうと乗艦できません。
倍率は平均12倍
前回の2012年開催時は、競争率は12倍とのこと。
陸自の総合火力演習ほどでは無いにせよ、かなり高い倍率ですし、「行く人の名前が必要」であることを考えると、実質的な倍率はもっと高いとも言えます。
しかし、これはあくまで「平均」です。
当然、日程と場所によって倍率は変わってくるので、どうしても見に行きたければ人気の無さそうな日を選びましょう。
ちなみに、当選確率が一番高いのは…10/15(木)の木更津です。
10/15(木)の木更津が狙い目な4つの理由
平日だから
今年の開催日は10/12(月・祝)と10/15(木)の体験航海、そして10/18(日)の本番。
つまり、10/15が唯一の平日開催なので、ここが一番不人気です。
体験航海だから
詳しくは別の記事に書きますが、本番と体験航海だと微妙に内容が違います。
総理大臣が来ないこと、招待艦艇が参加しないこと、航空機の参加数が少ないことなどです。
「100%の観艦式を見たい!」というのであれば仕方ありませんが、若干のスケールダウンを受け入れられるのであれば、体験航海をオススメします。
アクセスが悪いから
木更津港の最寄り駅である木更津駅は、東京駅から総武快速線で1時間30分。
さらに、駅から港までは2km以上離れており、歩こうものなら30分かかります。
このため、シャトルバスが運行されますが、アクセスの悪さは抜群です。
基地には入れないから
横須賀であれば、普段は入れない横須賀基地に入ることができて、「軍港」の雰囲気を味わうことができます。
厳密に言えば横須賀でも「吉倉」と「船越」が海上自衛隊の基地で、「横須賀新港」は一般の港ですけどね^^;
木更津はというと、もちろん基地ではありませんし、木更津出発の艦艇は数も少ないので、乗艦前のワクワクはありません。
横須賀と横浜は、どっちが当たりやすいのか?
すんません、こればっかりは分かりません(笑)
考え方はご紹介できますが、どっちの方が当たるかまでは分かりませんね。
数は多いけど、基地に入れることが人気の横須賀
一方で、普段は入れない基地に入ることができるので、その分人気が高いとも言えます。
実際、開始前や終了後の待ち時間も、非日常的な光景を見ることができて飽きさせません。
アクセスは抜群なのに、数は少ない横浜
(貧乏クジの瑞穂埠頭を除く(笑))
それでいて、横須賀よりは格段に艦艇の数は減るので、その分倍率は上がるでしょう。
ちなみに蛇足ですが、広報効果を狙って大桟橋には目玉艦艇が登場すると思われます。
「ひゅうが」と「いせ」のどちらかは大桟橋でしょうから、話題の艦艇に乗りたいのであれば、確率的には横浜が一番高いという考え方もできます。
※ちなみに最新・最大の「いずも」は、まだ就役間もないので乗客を乗せる方には回らないと思います(あくまで僕の勝手な予想です)。
裏ワザ:関係者から入手する
一般公募の締切は8/31(月)必着ですから、過ぎたらアウト。
そして、もちろん抽選に漏れたらおしまい。
でも、諦めるのはまだ早い!
自衛隊や企業の関係者からであれば、直前までチケットを入手するチャンスがあります。
僕が以前勤務していた会社でも、予行の2日前になって「チケット余ってるけど、行く人いる~?」なんていうお声がかかりました(笑)
総合火力演習もそうですが、自衛隊がお世話になっている団体や企業に配布するために、自衛隊の内部でチケットは流通しています。
パターン1:自衛隊関係者から直で入手する
「よっしゃ!友達が海上自衛隊入ったから、聞いてみよう♪」と思った方…そこまでは甘くありません(笑)
最低でも、それなりの発言力のある1佐・2佐クラス(一般企業の部長ぐらい)でないと、お話になりません。
…そんな人、知り合いにそうそういませんよね^^;
もう少しハードルを下げると、退官したOBも発言力を持っています。
超・階級社会の自衛隊なので、たとえOBであっても1佐レベルだったりすると、かつての部下に「なんとかせい!」と言えば、部下はなんとかします(笑)
ただ、そういうやり方を好まない方もいらっしゃるので、当然聞く時は低姿勢に、ダメ元ぐらいの感じでお願いします。
えっ、OBも知り合いにいませんか!?
…ですよね(笑)
なので、先にお進み下さい^^;
パターン2:自衛隊と取引のある企業から入手する
「いや、自分、三菱重工とかで働いてないからw」というあなた…。
何も、自衛隊の買い物は護衛艦や戦闘機だけではありません。
レーダーのような特殊機器に限らず、PCや蛍光灯だって護衛艦には装備されていますし、食料・衣服・燃料などなど、当たり前の消耗品だって大量に購入しているわけです。
案外、あなたの会社でも自衛隊と取引があるかもしれませんよ?
この画像は、平成26年度の防衛省装備施設本部の契約相手型別契約高順位。
…要するに、「防衛省が大きなお買い物をした会社ランキングベスト20」です。
◯◯重工が多いのは当然ですが、NEC・富士通・日立といった電器メーカー、コスモ石油・昭和シェルといった燃料大手、さらにはエアコンで有名なダイキン工業までランクインしてますよね。
他にも、総合商社であれば輸入装備品の販売で関わっていますし、中小企業でも特殊なメーターや配管などで、実は自衛隊内部では有名だったりすることがあります。
そのような会社だと、社長が自衛隊から招待されたり、営業部長宛に「皆さんでぜひお越し下さい」とチケットが届いたりします。
商社や防衛メーカーだけでなく、警備会社や保険会社でも自衛隊OBを「顧問」として雇用していることも多いです。この方々は、大きな交渉や根回しをお願いするためにいらっしゃるので…当然、観艦式チケットを入手する程度の発言力はお持ちです(笑)
裏ワザは誰にでもマネできることではないですが、一般的に思われているほど特別なことではありません。
皆さんが無事にチケットを入手できて、観艦式を楽しめることを願っています♪