10年ぶりに横田基地友好祭に行って、昔との違いをまとめてみた

ミリタリー・自衛隊ネタ
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10年以上ぶりに?横田基地の日米友好祭に行ってきました。

あの頃とはずいぶん勝手が変わっていたので、あらためて解説記事を書いておきます!
開催時期が9月後半になり、だいぶ過ごしやすい季節になったこともありがたいですね♪

2016年に行かれる方、ぜひ参考にしてください(笑)

横田基地へのアクセス

最寄り駅はJR青梅線の牛浜駅だが、他の駅が無難

横田基地友好祭では第5ゲートが唯一の入場口として開放され、ここの最寄り駅はJR青梅線の牛浜駅で、そこから徒歩10分弱です。

ただし、小さな駅で大混雑するので、1つ隣の拝島駅(西武拝島線も乗り入れ)や福生駅、八高線の東福生駅から向かうことも考えましょう。

周辺駅からの所要時間(徒歩)

徒歩での所要時間は以下の通りです。(混雑がない場合)

牛浜駅(JR青梅線):10分
拝島駅(JR青梅線/西武拝島線):20分
東福生駅(JR八高線):20分
福生駅(JR青梅線):25分

午後の入場でも大混雑、拝島駅から入場まで30分

僕は2日目の日曜日、14時前にJR拝島駅に到着しました。

最寄り駅は青梅線の牛浜駅ですが、電車の中でも「牛浜駅は大変混雑しているので、拝島駅をご利用ください」というアナウンスが流れていたので、素直に従いました。

駅を出ると、基地に向かう人と帰ってくる人が半々で、人の波に向かって歩けば迷いません。

ゲートの手前300mぐらいのところから、列は完全にストップ。国道16号線を渡るための横断歩道が青になった時だけ少しずつ進んでいきます。

結局、駅から15分歩き、さらに15分渋滞にハマり、トータル30分ぐらいかかりました。

臨時の民間駐車場は1日2,000〜3,500円

横田基地では公式の駐車場は用意していませんが、国道16号線沿いのお店や住宅の空きスペースが、格好の臨時収入源としての駐車場になります。

ゲートの目の前から、数百m離れているところまで色々ありますが、大体1日3,000円前後。

日曜午後だと出て行く車もあるので、多少の空きがありました。

荷物検査、身分証明書のチェックはテキトー

公式サイトには持ち込み可能な荷物について細かく書いてありますし、国籍を証明できる身分証明書(本籍の記載がある運転免許証、パスポート、住基カード)を持参するように書かれています。

ですが、僕が行った時は身分証明書のチェックはしておらず、荷物検査も10人に1人ぐらいがランダムで選ばれている感じでした。

飲食店ブース・航空機展示

基地に入ってからはスムーズ

基地に入ったあとは、広大な敷地ということもあり、ストレスなく歩き回ることができます。

ただ、人気の飲食ブースや、機内見学が可能な飛行機の周辺は混雑しています。

米軍機は人に囲まれ、自衛隊機はロープに囲まれる

航空機の展示エリアに行くと、米軍機の大半はロープで仕切られることもなく、お触り自由です(一部の戦闘機などを除く)

逆に、ほぼ全ての自衛隊機の周りにはロープが張られています。

このため、米軍機の写真は撮りにくいですが、機体の細かな部分を観察したりできます。

逆に自衛隊機は写真は比較的撮りやすいですが、どこの基地でも撮れるような変わり映えのしない写真になっちゃいますね。

機内見学の待ち時間は30分〜2時間

2015年に機内見学をできたのは、E-3C、MV-22B(オスプレイ)、C-130H、KC-135R、C-17A、UH-1N、HH-60G。

中を通り抜けるだけの機体は回転が早く30分程度の待ち時間でしたが、コクピットなども見られる機体はだいぶ長時間待つようです。

出店は米軍のものと、日本の屋台の2種類ある!

横田の友好祭といえば、アメリカンステーキに代表される出店も名物です。

せっかくなら、こういう時にしか食べられないアメリカンスタイルのやつを食べたいですよね♪

ですが、今年は日本のイベント会場にも出てくるような普通の屋台もたくさん出てました。

見分けるポイントは、手作り感満載だったり、なんだか妙な日本語だったら米軍です(笑)

こういう手の込んだやつは、日本のよくある業者です。

ただ、アメリカンスタイル=美味しい、というわけではないのでご注意!(笑)

ステーキ、ハンバーガーはだいたいパサパサ肉で味がない、いかにもなアメリカンBBQて感じのやつです。

僕は今回、Beef & Cheese Nachos(500円)と、フランクフルト(400円)を食べました。

ステーキは将校クラブのが美味しいというが…

米軍の出店で一番多いのがステーキで、意外と値段に差があり、味も違うと言う人もいます。

僕も3回ぐらい食べてますが、どれも大して変わらないと思います(笑)

相場は1200円〜2500円と幅がありますが、中身はステーキとパンと水、という感じで変わりません。

ライブやドラッグレーサー(レーシングカー)の展示も♪

飛行機と飲食店以外にも、2カ所あるライブステージでは米軍や自衛隊の音楽隊による演奏、一般募集されるバンドやグループによる音楽やダンスの展示など、1日を通じて様々なイベントが行われています。

また、長~い滑走路を使用してドラッグレーサーの走行も実施され、レース場に行っても滅多に見られないような車両を間近に見ることもできますよ。

飛行機は飛ぶのか?

イベントとしてのフライトは空挺降下だけ

横田基地の友好祭は航空ショーではありません。

なので、フライトは限定的で、横田基地所属のC-130やUH-1からのパラシュート降下を1日1〜2回やるだけです。

あとは、基地の通常業務としての輸送機の離着陸があることもありますが、これがいつあるのかは部外者には分かりません。

外来機の帰投はゼロ!

10年前は、地上展示されていた飛行機が自分の基地に戻るために離陸していきましたが、2015年はゼロでした。

自衛隊、米軍とも翌朝の帰投になるので、2日目の午後に帰投狙いで行くと完全な空振りになりますから、気を付けて下さい。

夜の見所

夜景撮影

友好祭は夜9時まで開催されています。

暗くなるまで基地の中にいられるイベントというのは珍しく、夜間に戦闘機の撮影をできることが横田基地友好祭の特徴のひとつでもあります。

ただし、18時になると航空機展示エリアが閉鎖されて追い出されてしまい、飲食店エリアの端から望遠レンズで撮影することになるので、三脚が必要になります。

花火は2日目の20時過ぎから

花火の打ち上げは2日目の夜に実施され、2015年は20:20~20:40の20分間にわたり実施されました。

正確な打ち上げ場所は発表されないのですが、僕の居場所からはこんな風に見えました。
残念ながら、展示されている航空機の上に花火、という構図で撮ることはできません。

飲食店エリアにC-130が1機だけ展示されていたので、打ち上げ場所から遠ざかってしまいますが、そのC-130となら絡めて撮ることができるかもしれません。

帰りは混雑するも、牛浜駅でも大丈夫?

僕は都心方面に帰るため、最短ルートだと牛浜駅から青梅線に乗り、立川駅で中央線に乗り換えることになります。しかし、帰りも牛浜駅は混雑していると踏んで、帰りは福生駅まで歩き、そこで青梅線に乗ることにしました。

花火を見終わってから基地を出て福生駅に向かい、短い6両編成の電車でしたが思惑通り座れました。が、次の牛浜駅に着いても、意外と人が乗ってこず、まだ座席が空いてました(笑)
基地の出口で拝島駅の利用を促していたからなのか、早い段階で牛浜駅の混雑は解消していたようです。

さらに次の拝島駅でも、ポツポツと1人分の空席はある状態で、福生駅まで歩いて損しました^^;

まとめ

10年前と比べて、来場者激増&外来機が帰らなくなった、というのが最大の違いです。

イベントの内容自体は昔と変わりませんでしたが、来場者がずいぶん増えて、ゲート入場までの列、機内見学や飲食店の待ち列がかなり長くなっていたと感じました。

また、数少ないお楽しみであった外来機の帰投も当日は無しになってしまい、フライト目当てで行く価値はほとんどなくなってしまいましたね。

それでも、アメリカンな雰囲気のお祭りを見たり、地上展示されている軍用機を見られるだけでも貴重な機会なので、興味がある人はぜひ行ってみてください♪

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