ジョージアに来て驚いたのが、「え、◯◯売ってないの??」というものがたくさんあったこと。
無印良品や100円ショップの便利アイテムがないとかそういう話ではなく、「これは現地で買えるでしょ」と思っていたものが、案外ないのです。
思い付いたものを紹介するので、長期滞在を考えている方は日本からたくさん持ってくるか、日本から来る友達にお願いする準備をしておきましょう!
洗顔料
いちばん悩んだのはこれ。本当にないんです、洗顔料。
というのも、ジョージア(や他のヨーロッパ諸国)の水は硬水で、日本は軟水。
硬水と洗顔料を組み合わせて使うと石鹸カスなどが残りやすく、それが毛穴に詰まって肌に悪影響が出るんだとか。なので、ジョージアで洗顔料が手に入らないからといって、日本から持ってきたものを使うこともオススメできません。
では現地の人はどうしているかというと、「拭き取り式 化粧水」を使います。
水やお湯で洗顔するのではなく、顔に水は一切付けずに、コットンに含ませた化粧水で顔を軽くなでて、それで汚れを落とします。
拭いておしまいで、水で洗い流す必要もありません。
なんだか物足りない気がしますが、やってみると意外とスッキリして、むしろ水で洗うより手軽なので快適です。
ただ、ジョージアで売っている日用品のほとんどはロシアからの輸入品で、ロシア語とジョージア語の表記しかないことがほとんど。
Google翻訳アプリのカメラ機能でラベルを読み取って、間違いなく拭き取り式の化粧水であることを確認して買いましょう。
ティッシュ
なんと、箱入り・ポケットティッシュを問わず、「ティッシュペーパー」はほとんど売ってません。
まったく無いわけではありませんが、僕は高級スーパーや大型ホームセンターでしか見たことがありません。
では、代わりに何が使われているかというと、レストランに置いてあるような紙ナプキンやトイレットペーパーです…。
紙ナプキンに関しては「Super Soft」と書かれているようなものもあり、たしかに鼻をかむのになんとか使える程度の柔らかさではありました。
とはいえ、ローション入りの「鼻セレブ」みたいな高級やわらかティッシュは存在しないので、鼻の調子が悪い人は日本からたくさん持っていきましょう!
僕はジョージア入り2週間で風邪気味になり、日本から20袋近く持ってきた鼻セレブのポケットティッシュの大半を使い切ってしまい、絶望しています(笑)
追記
カルフールでローション入りの箱ティッシュを見つけましたが、日本のポケットティッシュぐらいの柔らかさで、全然ダメです…。
ヘアワックス
美女だらけのジョージアですが、なぜかオシャレな男性は少なく、髪型もワンパターン。
そのせいか、ワックスを売っているお店を見たことがありません。
女性用のヘアスプレーは多少見かけるのですが、やはりロシア語表記なのでどんなものなのかはよく分からず。そして、一部英語表記のある商品を見る限りでは、どうやらヘアスタイルの固定用というよりは、髪やカラーの保護を目的としたもののようです。
そもそも日本のオシャレなメンズヘアスタイルはジョージアではかなりレアな存在で、オシャレというよりはアニメっぽい髪型として受け取られるでしょうから、気合を入れてセットする必要はありません。
とはいえ、日本と同じようなヘアスタイルを楽しみたいのであれば、日本から持ってくるのがいいでしょう。
追記
カルフールで、女性用のヘアワックスらしきものを発見!
蚊がいなくなるスプレー
東南アジアとかならともかく、ヨーロッパに蚊はいないと思い込んでましたが、います…。しかも10月に入っても何度か刺されたほどで、意外なほどいるので要注意!
ジョージアでも、殺虫スプレー・虫除けスプレー・ノーマット・蚊取り線香などは売っています。
ただ、僕が日本で愛用していた、部屋でワンプッシュすれば24時間効果が持続する「蚊がいなくなるスプレー」は売ってませんでした。これはなかなかのスグレモノなので、夏場にジョージア滞在を予定している方は、日本から1本持ってくることをお勧めします。
スプレーではありますが、内容量30mL程度の医薬部外品なので、飛行機での持込も問題ありません。
野菜ジュース
あまりガッツリ野菜が使われることのないジョージア料理、そしてデリバリーや外食だとなおさら少なくなってしまう野菜。とりあえず野菜ジュースで補おう…と思っても、ありません。
市販されているのはフルーツジュースばかりで、最も健康に良さそうに見えるのが、この「Aloe vera」というアロエの飲み物。とはいっても、これもフラクトース(人工甘味料)が含まれているので、そこまで身体に良いものでもなさそうです。
街中に行けばジューススタンドや露店でフレッシュジュースが売られていますし、宅配アプリで高級スムージーのデリバリーを頼むことはできますが、健康的な野菜ジュースを手軽に入手するのは難しいことは覚えておきましょう。
追記
カルフールで100%のニンジンジュース&トマトジュースは発見!
シャーベット
外食やデリバリーを含め「あっさり系/さっぱり系の食べ物」が少ないジョージア。せめて食後にシャーベット…と考えても、ありません。
レストランのデザートにケーキはありますし、ジェラートやトルコ風アイスのお店もあるんですが、シャーベットはまだ見たことがありません。もちろん、スーパーのアイス売場にもそれらしきものはありません。
一番近いものは、リバティスクエア駅となりのギャラリアにあるMADOというお店のレモンスムージー。
シャーベットと呼べるほどのシャリシャリ感はないですが、そこそこ近い存在だと感じました。
番外編:鶏もも肉
安くて美味しいお肉の代名詞・鶏肉。
しかし!!なぜか鶏もも肉が単品ではまったく売られていないのです!
まるまる1羽買ってきて解体するか、専門の精肉店に行ってオーダーするほかないとのこと。
外食してもパサパサした胸肉やササミなどが中心で、KFCに行ってもドラム(あのマイクみたいな形のやつ)はあるんですが、脂身たっぷりのサイは出てきません…。
追記
やっぱりこれもカルフールでついに発見!(写真のもの)
しかし、骨付きなのでちょっとめんどくさい。
まとめ
ここまでが、約1ヶ月トビリシに住んでみて感じた「これないの!?」シリーズです。
たとえば湯船がないとかウォシュレットがない…といったことは、割と無ければ無いであきらめが付いたんですが、この記事に挙げたものは「欲しいなぁ…」と感じ続けています。
ジョージアに長期滞在を予定している人は、日本からたっぷり持ってくるか、諦める心の準備をしておきましょう!