物陰に仕掛けて、1週間を乗り切ればゴキブリ全滅。
ゴキブリに怯える毎日を過ごしている人には、まさかそんな方法があるとは思えませんよね?
僕が築38年のオンボロ寮や、50年以上前から建っていた工場のトイレに大量発生していたゴキブリを、わずか1週間で壊滅させた最強のゴキブリキラー、それはホウ酸団子。
※記事中にヤツらの写真やイラスト(製品パッケージ除く)は登場しませんのでご安心を!
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ゴキブリ退治の最強アイテム、ホウ酸団子
ホウ酸団子とは、要するに「毒入りのエサ」です。
ゴキブリの好物であるタマネギ味のゼリーに、昆虫に対して毒性の強いホウ酸を混ぜたもの。
つまり、好物につられて食べに来たゴキブリに毒を盛り、やがて死に至るという非常にシンプルな仕組みです。
ですが、これがどんな殺虫スプレーよりも、ゴキブリホイホイよりも強力な威力を秘めているのです!
毒を盛られたゴキブリが巣に帰り、毒をばらまいて二次駆除!
ホウ酸団子を食べたゴキブリは、すぐには死にません。
「それが困る!いますぐ死んで欲しい!」という気持ちは分かりますが、数日ガマンしてください。その後はもう見ることはありませんから!
大好物を食べているつもりが、本人(?)が気付かないうちに、だんだんと毒が溜まっていくんです。
糞や死骸を食べたゴキブリも毒まみれ!
そして、そのゴキブリは毒まみれの糞をします。
ゴキブリは、仲間の糞も食べます。…気持ち悪っ!
ですがこれで、巣に引きこもっている慎重派のゴキブリにも毒が溜まっていきます。
3日目から勝手に駆除されていくゴキブリ
美味しいホウ酸団子を食べ始めて、3日もすれば致死量に達し、そのゴキブリは脱水症状に襲われて死にます。
で、奴らは仲間の死骸まで食べます。…とことん気持ち悪い!!
もう、お分かりですね?
当然、死骸にだって毒は含まれているので、それを食べたゴキブリもどんどん毒まみれ!
彼らが死んで、その死骸を食べてまた死んで…ネズミ講式の一斉駆除!
1匹1匹、ゴキジェットを片手に追い回しているのがバカらしくなりますよ!
生まれた幼虫も、成長することなくお亡くなり
当然、ホウ酸団子を食べるまでは効果はないので、卵から生まれた直後のゴキブリは健康です。
なので「卵には効果がない」とも言われますが、親から与えられるのか、巣にあるエサを食べるのか知りませんけど、周りにある食べ物はすでにホウ酸入りのものばかり。
身体の小さい幼虫は、少し食べただけでも致死量に達し、大きくなる前に死に至ります。
ゴキブリハウスも1週間で全滅!
僕がホウ酸団子を買いに行ったのは、深夜残業の日にトイレに行って、そこで見た光景に凍り付いたからでした…。
トイレの入口を開けると、視界の中に飛び込んできたのは、這い回る3匹のゴキブリ…。
視界の中に、同時に3匹ですよ!?
置かれていたキンチョールで震えながらも3匹を成敗しても、次の夜にはまた別のが現れる。ホントあそこは恐ろしい場所でした…。
ですが、自腹で買ってきたホウ酸団子をトイレの物陰に大量設置してから3日目、僕の目に入ったのはひっくり返って動かなくなったゴキブリたち。
それから数日は、たま~に生き残りを1匹見かけた程度で、1週間経った頃にはまったく見なくなり、次の夏にも出くわすことはありませんでした。
毎晩同時に3匹現れるようなトイレが、たった1週間で1年以上出なくなる、そんな破壊力のあるゴキブリ退治グッズは他にありません!!
ホウ酸団子の作り方:むしろ買った方が早くて安全です
そんな夢の最終兵器、ホウ酸団子。
検索すると作り方がたくさん出てきますが、スーパーやホームセンターで売ってるので、買っちゃいましょう。
安い:18個で300円
手作りする材料費と手間を考えれば断然お得です。
安全:赤ちゃん、ペット、ルンバも大丈夫
市販のホウ酸団子はプラスチックの枠に囲まれており、赤ちゃんやペットが誤飲しにくいように工夫されています。ルンバにも吸い込まれないサイズなので、リビングに仕掛けても安心です。
手作りホウ酸団子だと、まさに団子状のものを置くことになるので、ペットが食べてしまうと死に至る場合がありますし、ルンバが吸い込んだらぐちゃぐちゃになって大変なことになります^^;
早い:箱から出して、ばらまくだけ
市販のホウ酸団子は5cm×5cmぐらいのプラスチックのケースなので、ただそれを箱から出して置いて回るだけです。
自作しようとすると、タマネギ・米ぬか・イモなどを混ぜて団子を作り、そこにホウ酸を混ぜ込むことになります。
そんな材料を揃えてから頑張って作るぐらいなら、早く買いに行って仕掛けましょう。
賞味期限(笑)が長い
市販のホウ酸団子は、ゼリー状で乾燥しにくいようになっているので、約1年間効果が持続します。
僕の経験上、1年も置いておけば住み着いていたゴキブリは全滅し、その後も特に取り替えなくてもゴキブリが再び出てきたことはありません。
その点、真心のこもった手作りホウ酸団子はすぐ乾燥してしまい、ゴキブリはそんな干からびたホウ酸団子を食べには来ません。
ホウ酸団子の使い方:ゴキブリがいそうな場所に置くだけ
さぁ、そんなホウ酸団子、今すぐバラまきたくてウズウズしてますよね!?
なるべく早くお召し上がりいただきたいので、ゴキブリが集まる場所に置きましょう。
そう、まさにイメージ通りのこんな場所。
- トイレの物陰
- 台所のシンク下にある棚の中
- 冷蔵庫の横や下にある隙間
- 押し入れ
- 下駄箱の中
他には、玄関を開けた時に侵入してくるヤツ対策として、玄関や廊下に設置するのも効果的です。
逆に、寝室などに置くことはオススメしません。
毒入りとはいえ、彼らにとっては「エサ」ですから、食べに来たヤツと遭遇する可能性があるので…。
他のゴキブリ駆除アイテムとの比較
それでは、他のゴキブリ駆除グッズと比較して、いかにホウ酸団子が強力なものなのかを見てみましょう。
殺虫スプレー
最強のスプレーはゴキジェットプロでしょう。キンチョールなんかとは比較にならず、5秒ぐらいでスローダウンさせ、10秒あれば仕留められます。
ですが、現れた1匹を倒すだけなので、非常に効率が悪いです。大嫌いなゴキブリなのに、わざわざこちらから近付かないといけないなんて、ナンセンスですよね。
燻煙殺虫剤(バルサン)
これもなかなか強力と言われていますが、僕に言わせればまだまだです。
基本的に、閉めきったその1部屋だけを殺虫するわけですから、巣が床下だったり隣の部屋にあったら、ほとんど効果はありません。
それに、電子機器や食器などをカバーしたり、熱帯魚を別の部屋に移したり、火災報知器が鳴ってしまったりと、下準備がかなり大変ですし、使用中は当然部屋の中には入れません。
終わった後もしっかり換気をしたりと手間が多い割に、卵には効果はなく、二次駆除もできないのでイマイチです。
粘着剤(ゴキブリホイホイ)
いまどき使う人もずいぶん減ったとは思いますが、まだ店頭にあるので愛用者もいらっしゃるんですかね^^;
通り道に設置して、たまたまそこを通った運の悪いヤツが動けなくなる…というものです。
そうそう都合よくハマってくれませんし、虫の多い地域だとゴキブリ以外の虫が大量に捕獲されて、とんでもない状態になるんだそうです…そんなの取り出したくないですね(汗)
デメリット
良いことずくめのホウ酸団子ですが、若干のデメリットがあります。
即効性はない
「毒をため込んだゴキブリの糞や死骸を食べることによる、二次駆除まで行える」ことが、ホウ酸団子を最強のゴキブリ駆除アイテムにしています。
逆に言えば、すぐには死なないということがデメリット。
ホウ酸団子を食べても数日は効果が出ないので、その間に不幸にも出くわしてしまったら、殺虫スプレーであの世に送ってやりましょう。
毒性がある
先ほども少し触れましたが、毒性があり誤飲のリスクがあります。
市販品であれば誤飲しにくい構造にはなっていますが、犬や猫サイズであれば飲み込んでしまうかもしれません。
ペットや赤ちゃんなどがいる部屋には置かない方が良いですね。
ゴキブリの天敵も殺してしまう
ゴキブリにも天敵がいるって知ってましたか??
一番有名なのはアシダカグモというクモで、実に手のひらサイズの巨大グモ。
これはこれで、遭遇するとビビります…ある意味ゴキブリよりビックリします^^;
普段は物陰に隠れながら、ゴキブリだけでなく多くの害虫を駆除してくれる益虫なんですが、毒まみれのゴキブリを食べてしまうと、クモだって毒で死んでしまいます。
その証拠に、脱水症状で小さく縮んでカピカピになったアシダカグモを何度か自宅のガレージで見たことがあります。
ですが、そもそもゴキブリを殲滅するのが最優先なので、やむを得ない犠牲だと思っています。
騙されたと思って、すぐ買ってきてください!1週間で平和が訪れます!
僕は築38年のボロ寮に5年間住みましたが、ホウ酸団子を共用トイレやパントリーに仕掛けてからは一度もゴキブリを見ていません。
職場のおぞましいゴキブリトイレも、やはり1週間経った頃には見なくなりました。
ホウ酸団子の効果は約1年ですが、それを過ぎた次の夏にも1匹も見ず。
その1週間も耐えられない!というあなたは、ホウ酸団子を買って家中にばらまいて、1週間は実家やホテルに泊まりましょう(笑)
これで安心して家に住めますから♪