地下鉄のステーションスクエア（Station Square）駅は、地下鉄サブルタロ線との接続駅であり、ジョージア鉄道のトビリシ中央（Tbilisi Central）駅やバスターミナルと接続しているターミナル駅です。
では早速、現地在住者の目線で解説していきます！
場所
特徴
駅ビルに家電と服の大型店舗が集中
ソビエト風の雰囲気が漂う駅ビル「トビリシ・セントラル（Tbilisi Central）」は4階建てのショッピングモール。
- 地上階：宝飾品店・家電量販店・カジノ・ケバブ屋
- 1階：家電量販店×4
- 2階：服屋・靴屋・雑貨屋
- 3階：家電量販店・雑貨屋・長距離列車駅・東口への連絡通路
- 4階：フードコート（1店舗しかない）
各フロアになぜか同業種の大規模店が集まっていますが、これはジョージアではよくある話。
特に1階の家電量販店はトビリシNo.1といえる規模で、日本風にいえばビック・ヨドバシ・ヤマダ・コジマ・ケーズデンキ・ノジマ…あたりがが1ヶ所にあるようなものです。
2階は服や靴の大型店舗が入っているフロアで、イメージとしてはジョージア版のユニクロとABCマートが入っていると思って大丈夫です。
また、2階の雑貨屋「Danish House」は隠れた名店で、日本の100円ショップ商品なども置いてあり、現地では手に入りにくい気の利いたグッズを買うことができます（6～8ラリ＝200～300円ほど）。
古着や中古スマホのマーケットがすごい
西口（地下鉄の出入口）を出た右手と、正面にある地下通路はものすごい露店街。
出て右手すぐは新品の服や靴、さらに右手に抜けていくと中古スマホや電子機器のマーケット。正面の地下通路内は古着屋が中心です。
値札はあったりなかったりして、ジョージア語が分からないと買い物するのはなかなか難しいですが、なかなかお得なんだとか。
駅を出た正面にある地下通路は、もともと駅前の通りを横断するためのものですが、所狭しと露天が並んでいてもはや迷路。駅に向かう方向の時は、さりげなく矢印の書かれた張り紙がされているので分かりますが、駅から道路の向こう側に行く時は自分の方向感覚を信じるしかありません。
地下鉄サブルタロ線・長距離列車・乗り合いバスの発着駅
ステーションスクエア駅の最大の役割はおそらくこれで、各交通機関に乗り換えるターミナル駅です。
サブルタロ線は、その名の通りトビリシ市西部のサブルタロ地区につながる路線で、複数の大学や住宅街が広がっているエリアと中心部を結んでいます。このことから、どの時間帯でも乗り換え客で混雑しています。
また、黒海沿いのバトゥミ方面などに向かう長距離列車や、地方都市に向かう乗り合いバス（マルシュルトカ）の発着駅にもなっています。
飲食店は非常に少ない
これほどの役割を持つターミナル駅でありながら、飲食店は非常に少ないです。
トビリシ・セントラル内や駅前の露店街には大きなレストランやチェーンのファストフード店はなく、パンやケバブのテイクアウト店ぐらいしかありません。
トビリシ・セントラルのフードコートも、トルコ風の惣菜みたいなものをカウンターから注文するタイプのお店がひとつあるだけです。
隣駅のマルジャニシヴリ（Marjanishvili）駅に向かって15分ほど歩けばレストランもたくさんありますから、食事するならマルジャニまで行ってしまうのが正解です。
東口から5分のところに別のショッピングモール。カルフールもあり！
正式に西口・東口という名前はありませんが、地下鉄駅側を西口とすると、トビリシ・セントラルの3Fか、露店街の奥にある歩道橋から線路を渡り、東口に渡ることができます。
東口駅前の大通りを南に向かって5分ほど歩くと別のショッピングモールがあり、ここにはフランスの大型スーパー「カルフール」が入っています。街中の小さなスーパーにはないような商品も扱っているので重宝します。
また、”ジョージアのユニクロ”とでも言うべき「LC Waikiki」のアウトレットもあるので、オーソドックスな服を安く買いたいときには便利です。
まとめ：地下鉄乗り換えと、家電＆カルフールのための駅
ソ連時代のゴチャゴチャ感が残り、人も多いエネルギッシュな駅ですが、整然とした先進国の雰囲気が好きな僕としては、あまり使いたくない駅です（笑）
とはいえ、パソコン・スマホ・カメラ関係を含めた家電の品揃えはおそらくトビリシ最強（でも、PCやカメラ関係は田舎のコジマ程度）なので、そういう買い物が必要な時に行くぐらいでしょうか。
あとはカルフールがあるのも特徴ですが、駅から微妙に離れているので、僕はアクメテリ・シアター（Akhmeteli Theater）駅の方を使うかな…。