ジョージアに移住して、気付いたらあっという間に2ヶ月。
この手のブロガーとしては、「ジョージア移住をオススメする◯◯の理由」的な記事がお約束なんですが、それを書かないまま落ち着いてしまいました(笑)
ただ、僕が目標にしていたのはジョージア移住ではなく、ヨーロッパ移住。
ふわっと「ヨーロッパに住みたい」という思いは昔からありましたが、真剣に考え始めたのは2019年の3月。僕が行きたい場所はドイツやイギリスが中心だったので、そこから近い&日本人のビザ要件が緩いオランダを最初は狙っていました。
詳しくはこの記事に書いています:
ということで、ここでは「なぜオランダではなくジョージアなのか」、「なぜジョージア移住=(ほぼ)ヨーロッパ移住なのか」ということを中心に説明します。
よくある「ジョージアのいいところ」、そしてあまり書かれない悪い部分は、こちらの記事に書いているので、よかったらどうぞ。
あなたのヨーロッパ移住の目的は?
僕の目的と、手段としてのジョージア
僕の目的は、「クルマ&ミリタリー趣味の聖地である、ドイツ・イギリスを巡りたい」です。
その手段としてのヨーロッパ移住。つまり、近くに移住することで、金銭的・時間的な負担を下げる。
なので、ドイツ・イギリスに近く、日本人のビザ要件が緩くて移住しやすいオランダを、当初は狙いました。
でも、もっとハードルが下がるジョージアという国があったから、ジョージアに移住した、というわけです。
この記事を読むべき人は?
僕と同じように、「ヨーロッパで◯◯するのが目的で、手段としてヨーロッパを拠点にする」という人にはジョージアをオススメします。
非日常を求めて、とりあえず日本から飛び出すことが目的の人にもオススメ。
でも、「パリジェンヌになりたい!」とか「金融の中心、ロンドンで働きたい」など、「そこに住むこと自体が目的」という人は、ジョージアでは成立しません。
ヨーロッパ移住先としてジョージアを選んだ理由
ジョージアのいいところは旅人インフルエンサー達が語り尽くしているので、あまり深くは語りません。
ここではヨーロッパ(特にドイツ・イギリス・フランスあたり)移住を狙っている人が、敢えて4000km離れたジョージアをチョイスするメリットを説明します。
物価が安い→生活費以上のインパクト
ジョージアのメリットとして真っ先に挙げられるのが、物価の安さ。
その気になれば月5万円で生活できますから、有名インフルエンサーじゃなくてもリモートワークで食っていけるというのは大きなメリットです。
でも、それだけではありません。
移住時期を早められる
先に書いたとおり、僕はオランダ移住を考えていました。
日本人のフリーランスがオランダ移住をスムーズに進めるためには、初期費用として150万円(航空券や引越し費用含む)ほど必要とされています。
一方、ジョージアの場合はそれが約30万円(うち20万円は航空券&引越し)から実現できちゃいます。その差額、実に120万円。
僕は2019年3月にオランダ移住を真剣に考え始め、初期費用を貯める時間を考慮すると、移住は早くても2020年1月かな…と思ってました。
でも、実際には2019年9月にジョージア移住を実現!
当然、物価の安いジョージアですから、日本から出るのが早ければ早いほど、なぜかお金が貯まる…というのも大きなメリットです。(リモートワーク等の収入源がある場合)。
ヨーロッパ主要国に住むより、ヨーロッパを楽しめる
西ヨーロッパから4000kmも離れているジョージア、これではヨーロッパ移住したことにならない…と考える方も多いでしょう。
たしかに、地理的にはその通りです。ただし、ここでも生活費の差が響いてきます。
僕が当初の目標にしていたオランダの物価は、日本と同等かそれ以上。特に家賃が非常に高く、月25万ぐらいは稼がないと遊ぶ余裕までは持てません。
つまり、「オランダ移住したはいいけど、その日暮らしで精一杯→ヨーロッパで遊ぶ余裕がない」という状況になりかねない。
その点、ジョージアの生活費は月5~10万あれば充分で、オランダとの差額は月15万。
生活費が浮いた分を使ってヨーロッパ旅行した方が、結果的にオランダに住むよりもヨーロッパを堪能できることになります。
西ヨーロッパへのアクセスが、まぁまぁいい
ジョージアの各空港からヨーロッパ各国への直行便フライトは約3~4時間。
そして、トビリシを起点にすると、トビリシ空港までは30分~1時間、LCCの拠点であるクタイシ空港までは4~5時間。
チケット代はトビリシ発だと往復4~5万円、クタイシ発のLCCなら往復5000円~、という感じです。
空港での待ち時間や乗り継ぎを考慮すると、トビリシ発で半日、クタイシ発だとほぼ1日かけて移動することになるので、正直「ヨーロッパがすぐそこ!」とまでは言えません。
ただ、物価の安さで浮いたお金があれば、現地で1泊多く泊まることに回したりできますから、微妙なアクセスの悪さはカバーできるといえます。
ビザ無しで1年滞在可能&出国のたびにカウントリセット
日本を含む90カ国以上に対して、ビザを取得せずとも1年間の滞在を認めているジョージア。
しかも、一度出国すればカウントがリセットされて、再入国からまた1年間滞在可能=実質ビザ無しで移住可能(この制度が続く限り)。
オランダの場合、ビザ無しで滞在できるのは直近半年間の中で最大90日間ですから、移住するにはビザ取得が必須。
日本人に対しては要件が緩いとはいえ、審査はありますし、ビザ申請関連の手数料だけで約20万円、保証金として約60万円必要なので、コスト面の負担も大きいです。
ジョージアの場合、正規のビザを取得するにしても手数料は数万円、保証金も約20万円ですから、断然ハードルが低いです。
治安・食事・親切さ…などなど
日本とほぼ同等といえる治安の良さ、西欧メシマズ国と比べたらはるかに美味しい食事、訪問者を大切にする国民性なども、ジョージアの大きな魅力。
これらはよく語られていることですし、紛れもない事実ですが、その実情についてはこちらの記事で書いてます。
まとめ
「ヨーロッパで◯◯する」ための手段としてのジョージア。拠点としてのジョージア。
毎日ヨーロッパのお目当ての国にいる必要はなくて、「毎月ヨーロッパ旅行ぐらいが夢」という人には超オススメです。
僕自身、普段はジョージアのゲストハウスで、日本にいたときと同じように動画を作り、ブログを書き、おいしいもの食べに行き、アニメを見て、たまにドライブに行くという、日本と同じような生活。
でも日本と違うのは、2ヶ月おきにヨーロッパ旅行をしていること。
2019年9月に移住してから、10月にドイツ、12月にハンガリー&オーストリア、2月にオランダ&イギリス(記事執筆時点では予定ですが、航空券は予約済)。
オランダ移住にこだわっていたら、この時期はまだ日本にいたことでしょう。
これがジョージア移住の魅力なので、ヨーロッパ移住を考えている人はぜひ検討してみてください!