ジョージアにはAmazon.comがまだ進出しておらず、便利なオンラインショッピングサイトもほとんどありません。
最寄りのAmazonは(変な言い方ですけど)トルコ、そして充実しているのはドイツ。また、中国のAliexpressで買い物する人も多いようですが、海外での購入だと配送料が高く付きます。
さらに、一番安い配送はジョージア郵便局(Georgian Post)であり、その遅さや不達、国際郵便は局留めという利便性の低さから、ジョージア人すら「アテにならない」と感じるレベル(僕の日本からの荷物は無事でしたが)。
「となると、ジョージア人はどうしてるの?」と聞いたところ、教えてもらったのが、今回紹介する「USA2GEORGIA」です。
これを使えば、ジョージアにいながら、アメリカのAmazonやクラウドファンディングサイトでの買い物が超便利&おトクになります!
USA2GEORGIAとは
サービスの内容
USA2GEORGIAのサービスは3つの機能に分かれています。
- アメリカ国内に、自分専用の荷物受け取り用住所を持てる
- アメリカ→ジョージアへの配送
- ジョージア国内の配送(支店受け取り or 自宅までの配送)
サービス料金
なんと、初期費用や月額費用はゼロ!
かかるのは、荷物を実際に送ったときに発生する送料のみで、1kgあたり8ドル(100g単位で計算)。
仮に20kgでも160ドルですから、日本から国際小包をSAL便で送るよりも安い。
しかも郵便局留めではなく、自宅までの配送サービス付きですから、超便利です!
なので、とりあえず会員登録だけでもしておくことをオススメします。
配達にかかる日数
アメリカの自分用住所に届いてから、7~10日ほどでUSA2GEORGIAの支店に届きます。
以下のとおり、3段階の配送になるので、2週間ほど見ておけばいいでしょう。
- 通販サイト→アメリカの住所
- アメリカの住所→ジョージアのUSA2GEORGIA支店(ここで受け取り可能)
- 支店→自宅への配送(無料サービスだと3日~、有料だと翌日)
会員登録に必要な情報
- ジョージアの住所(宿泊先でもOK)
- ジョージアの電話番号
- パスポート番号
会員登録のやり方
USA2GEORGIAにアクセス
言語を英語に変更
もしジョージア語表示だったら、左上の国旗マークで英語に切り替えましょう。
会員登録画面
初回登録時は、メール/パスワード入力欄の下にある「Register now」をクリック。
個人情報の入力画面になるので、まずは「non-Georgian Citizen(ジョージア人じゃありません)」にチェックをつける。
個人情報を入力し、「I’m not a robot」にチェックをつけ、「Sign in」をクリック。
- First Name, Last Name:名、姓
- Sex:性別(Male:男性、Female:女性)
- Birthday:誕生日(日、月、年)
- ID/Passport Number:パスポート番号(あればジョージアの個人IDも可)
- E-mail:メールアドレス
- Cell Phone:ジョージアの携帯電話番号(国番号995は不要)
- City:住所の市名
- Address 1:通りの名前(住所の、ほにゃらら Streetの部分)
- Address 2:番地(Streetの後に続く、アルファベットと数字)
- Password, Confirm Password:パスワード(最低4文字)と、確認の再入力
- Default Branch:配送先の支店(支店受け取り時に行く場所)
登録完了メール
ジョージア語のメールが来ます(笑)
Google翻訳にコピペすればだいたい分かると思いますが、重要なのはこの部分。
会員ページで内容を確認
あらためてトップページに行き、メールアドレスとパスワードを入力してログイン。
右上の自分の名前(スマホの場合は人型のアイコン)からメニューを出し、「Setting」をクリック。
住所や電話番号が正しい内容になっているか、再確認。
これで使用準備は完了。
あとはゲットしたアメリカの住所を使って、通販サイトにその住所を入力して買い物をするだけです。
購入後の手続
USA2GEORGIAの住所を使って通販で買い物をしたら、今度は配送の登録をする必要があります。
通販サイト→アメリカの住所への伝票番号の登録
通販サイトからの発送連絡が来て、荷物の追跡番号が分かったら、会員ページ中段右側に追跡番号を入れて「Add」をクリック。
梱包方法の選択・内容品の種類・金額の入力
追跡番号を入力して追加すると、下段に追加した荷物の情報が出てきます。
3つあるチェックボックスは梱包方法を示しており、再梱包することによって梱包材の重さを削り、送料を安くすることができます(ただし、再梱包した場合は破損の補償がされなくなります)。
- Risk Free:再梱包しない(通販サイトから発送された状態のまま)
- Cut-Down:外箱(Amazonの箱など)からは出してビニール袋に入れる(商品の元箱には入ったまま)
- Repack:服やバッグなどは箱から出し、中身をビニール袋に入れる(畳んだり押し込んだりはしない)
「Non-Declared」と書かれた赤い部分をクリックすると、内容品の種類・金額の入力画面になります。
画面左側で購入元のサイト名を入力、右側の「Product List」の+ボタンで内容品の登録画面を開きます。
メニューから内容品の種類を選び、Price欄に金額をドルで入力します。
支払および配送
(ジョージア到着後)支店受け取り・配送方法の選択
(受け取り/配送までに)配送料の支払い
※今度自分でやる際に、このパートを追記して解説します。
注意点
アメリカの通販サイトで電化製品を買うときは、電圧に注意
電化製品を購入する際は、機器の対応電圧に気を付けましょう。
パソコン/スマホ関連や、熱を発しない小型の電子機器(電動シェーバーなど)であれば、最近はほとんど100~240V対応なので心配ありませんが、ドライヤーや炊飯器のような多くのワット数が必要な機器は対応電圧が固定されていることが多いです。
ジョージアは230V、アメリカは120Vなので、120V用の機器をそのまま使うと火災や故障のリスクがありますから気を付けましょう。
約1万円以上の買い物をすると、18%の消費税が課税
ジョージアの法律により、1回の配送の内容品の合計額が300ラリ(10500円)を超える場合、内国消費税として18%が課税されます。
1つで高額な商品を購入する場合はどうしようもありませんが、もし複数の買い物の合計額が300ラリを超える場合は、日をずらして別々に購入することで課税されないようにすることができます。
なお、新品で実際の金額より安い値段を申告することは脱税であり、犯罪です。
まとめ
大型店舗でも日本ほどの品揃えは期待できず、Amazonのような大手通販サイトもないジョージア。
日本からの海外発送をするにも手続が煩雑で、国際小包を使う=アテにならないGeorgian Postを使うか、送料がバカ高いFedExやDHLを使うことになってしまうので、なかなか思い通りの買い物をするのは難しいです。
その問題を一気に解決してくれるのがUSA2GEORGIAなので、ジョージアで手に入らないものが欲しいと思ったときは、アメリカのAmazonなどをチェックしてみてはいかがでしょうか。