ジョージア料理は多彩でおいしく、日本人の口にもバッチリ合います!
数日の滞在であれば、ぜひいろんなジョージア料理を試してみてください。
とはいえ、1週間以上の滞在だったり、いざ住むとなるとそれだけじゃ飽きてくるのもまた事実。
日本って、世界で最も手軽に、最も多くのバリエーションの食事を楽しめる国ですから、それが当たり前になっている日本人にとってはなおさら。
…とかなんとか言い訳をしつつ、ジョージア2日目でピザを食べ、1週間で寿司を食べたこの僕が、トビリシの各国料理事情をお届けします!
なんだかんだ言ってもトビリシは首都ですから、メジャーな料理はほとんど食べられますよ!
トビリシ中心部のレストランマップ
この記事で紹介しているレストランを中心に、僕が実際に行ったお店&日本人仲間が特にイチオシしているお店をマップにまとめています。
日本食:怪しげな寿司はたくさん。ラーメン屋もあり。
はじめに、大事なことを言います。
クリームチーズ入りの寿司は避けましょう!!w
さて、寿司屋は回転寿司からファストフードまでたくさんありますが、怪しげなものがほとんどです(笑)
にぎり寿司はかなりレアで、あるのはサーモンとウナギぐらい。
高級店になると10種類ぐらい用意しているところもありますが、1貫200~400円とかなりお高めに。
逆に安い店はというと、日本風とも中華風ともいえないチャーハンや焼きそばなんかもメニューに入っていて、「アジア風料理」と一括りにされた中に寿司も含まれている…という感じになります。なぜかピザ屋にも寿司があったりする始末。
そして、にぎり寿司の代わりに何があるかというと、カリフォルニアロールに代表されるハデで色々入ってる巻物です。
チーズ入りの寿司はこのタイプがほとんどなので、しっかりメニューをチェックしましょうw
Ramekai
オシャレエリア Vakeにある、小さなお店。
小さいながらも以前は日本人の板前さんがいらして、今ではその人の下で学んだ現地の板前さんが握ってくれます。
その味は、日本大使館からのケータリングを依頼されるほどなので折り紙付き。
日本人が「チーズ in 寿司」を苦手なことも把握してます(笑)
メニューはオリジナリティ溢れるカリフォルニアロール的なものが中心ですが、お願いすればにぎり寿司もやってくれます。
この写真のロールは2人前で、1人前が20~25ラリ(800円前後)です。
Umami
Rustaveli駅近くにある高級ホテル「Radisson Blu」に併設されているレストラン。
和牛の鉄板焼きのような高級料理、あまり見かけない天ぷらなども揃ってます。
寿司のネタは充実していて、ハマチなんて他では食べられないんじゃないでしょうか。ネタは新鮮でおいしいですが、シャリは大きすぎ、シャリの味もRamekaiの勝ち。
日本食に限らず、中華・韓国・タイ料理、さらにはインドネシア・シンガポール・フィリピンなど、ジョージア国内ではここでしか食べられないんじゃないかと思うようなメニューが充実。
ホテルレストランなので安くはないですが、それでもここはジョージアですから、1人3000円も出せば充分に満喫できます。
寿司もなかなかですが、アジア料理店として見ると意外とリーズナブルな印象です。
- にぎり寿司1人前(6貫):41ラリ(1500円)
- 天ぷら盛り合わせ(海老5・ナス・ししとう):21ラリ(770円)
- ナシゴレン:28ラリ(1000円)
- ※値段は税抜き:消費税18%は別途
Sushi Room
トビリシ市内に3店舗を構える回転寿司。
メニューは豊富で、ちゃんとした魚介類の握り・巻物が10種類ぐらい、多様なカリフォルニアロール系、さらには唐揚げや焼き鳥なんかもあります。
僕が行ったときは、これを2人でシェアしました。
内容は以下のとおりで、飲み物入れて2人で90ラリ(=1700円/人)
- Alaska Roll(サーモン・カニカマ・アボカド・クリームチーズ・うなぎのタレ)
- Black Dragon Roll(ウナギ、あとは同上)
- King Prawn Roll(要するに天むす・アボカド)
- Shake Futo(サーモン・アボカド・きゅうり)
味はまぁまぁで、くら寿司よりは美味しいですが、RamekaiやUmamiには劣ります。
Sushi24.ge
こちらは出前の寿司…というと響きはいいですが、まぁ小僧寿しとかコンビニの寿司ぐらいを想像しておきましょう。
サーモンの握りは1貫2ラリ(73円)、カリフォルニアロールは8個で15ラリ(544円)。
サイズがイメージの7割ぐらいで、男性の1人前としてはちょっとボリューム不足でしたが、味の方はコンビニクオリティぐらいはあります。
「そもそも寿司は高級品」という前提に立てば、トビリシというマニアックな地で、このレベルの寿司をこの値段で食べられるのはありがたいことだと思ってます。
Akasaka
おそらくトビリシで一番有名なラーメン屋。
日本で修行した職人がいるようですが、毎日彼がいるわけではなく、日によって当たりハズレが大きいという話は有名です(笑)
僕はラーメンにこだわりがないのでよく分かりませんが、とんこつラーメンといいつつ豚骨感が薄く、かなりしょうゆラーメン寄りという話。
とんこつラーメン12.5ラリ(450円)、ランチセットでサラダとご飯が付くと15.9ラリ(580円)と、最近の日本のラーメン屋と比べると格安に感じるのは僕だけでしょうか。ちなみに、米のおいしさは期待しちゃダメですw
その他の日本食
僕はまだ行ってませんが、他にも「Shio-Ramen」というラーメン屋、そしてメニューにトンカツや餃子が存在する「Ukve」や「Chveni」というお店もあり、ファストフードなら他にもたくさんあります。
中華料理
意外にも数自体は日本料理よりも少ない印象。
ファストフード/デリバリー店は多いですが、ゆっくり座って食べるレストランはまだほとんど見つけられていません。
ちなみに店名に「WOK」と付くお店が多いですが、Wokとは中華鍋のこと。
料理のジャンルやメニューの項目としてWokが登場することも多いので、「Wok≒中華」と覚えておきましょう。
New Asia
Liberty SquareとRustaveliを結ぶ大通りから1本入ったところにあるレストラン。
メニューはかなり充実していて、イメージする中華料理はだいたい揃っています。
ただし、ジョージアでは魚介類はお高いので、エビチリなどには要注意。
肉料理やご飯ものを中心にすれば、1人30ラリ(1000円)で満腹になれます。
China Wok
Liberty Square駅の隣にあるショッピングモール「Galleria Tbilisi」4Fにあるレストラン。
ファストフードでよくあるチャーハン風ご飯・焼きそば風そば(笑)だけでなく、中華料理っぽい大皿の一品料理も充実しています。
また、お1人様用の定食メニューみたいなものもあり、便利!
お味の方は、「何かちょっと違う?」ぐらいの違和感はあるといえばありますが、「こういう中華もあるのかな」と納得できるレベルで、美味しくいただけましたよ!
鶏肉のナントカ炒め・牛肉とジャガイモのナントカ炒め・焼きそば・餃子を3人でシェア+水で、1人23ラリ(840円)でした。
Fire Wok
こちらはデリバリーのお店。
各種チャーハン風ご飯・焼きそば風そば(日本のとは何かが違うので、敢えてこう書きますw)があります。
僕が頼んだのはキムチチャーハン(タマゴ2個のせ)で、名前も見た目も美味しそうなのですが…激辛でした(笑)
味自体はおいしく、お値段も9.5ラリ(350円)と超お得。ここに限らず、チャーハン風ご飯の相場はこれぐらいです。
今度は辛くなさそうなやつを頼もうと思いますw
その他の中華料理
ファストフードやデリバリーを中心に、チャーハン風ご飯・焼きそば風そばのチョイスはたくさんあります。
ただ、一品料理が楽しめるお店は少ないようです。
韓国料理
Strada
VakeやMarjanichviliなどに3店舗を構えるオシャレなレストラン。
イタリア語の店名のとおり、パスタもあるんですが、なぜか韓国料理や和食が充実。
よって、僕の中では「おいしい韓国料理が食べられるレストラン」になっています。
ビビンバが26ラリ(950円)と、おいしいアジア料理としては妥当なお値段。
持ってくると同時に店員さんが混ぜてくれちゃったので、こんな写真でスミマセン(笑)
イタリアン
西洋料理で一番多いのは、間違いなくイタリアン。
ピザ屋はレストラン・ファストフード・デリバリーとも充実しています。
パスタや肉&魚料理を食べられるレストランは少ないものの、まだ見つけ切れていないだけな気がしています。
SILVIO D’ITALIA
Liberty Square駅の隣にあるショッピングモール「Galleria Tbilisi」4Fにあるレストラン。
ここは美味しい!日本のイケてるイタリアンを想像して大丈夫です!
店内もオシャレで、気持ちの良いテラス席も。
ただ、ジョージアは喫煙率が高く、ここに限らずテラス席は喫煙席という位置付けでもあるので、そこはご注意を。
エビとムール貝のタリアテッレ。
見た目と名前から想像できる味そのもの!たしか25ラリ(900円)ぐらい。
ピザの包み焼きみたいなもの(名前は忘れた)。
上に乗ってるのはクリームチーズとバルサミコで、味はピザそのもの。たしか20ラリ(730円)ぐらい。
Pizza di Roma
トビリシ最多のピザチェーン(らしい)。
お店もあるし、デリバリーもやってます。そして、なぜか寿司もある。
着席スタイルのレストランではあるものの、ファストフード寄りの位置付けで、1人客も結構いました。
20種類以上のピザがあり、サイズは16cm(3ラリ前後=110円)・33cm(15ラリ前後=550円)・42cm(20ラリ前後=730円)の3つ。
16cmは一部メニューのみですが、大きいピザのハーフサイズも注文できるので、1人でも安心。
僕が食べたのはシーフードピザ33cmのハーフサイズで、たしか8ラリ(290円)。
もっとチーズ感が欲しいけど、ダブルチーズができるのかは不明w
後日、デリバリーでも頼みました。
42cmのピザ3枚と、サラダ2つで78ラリ(2800円)。ピザはかなり安いです!
その他のイタリアン
ピザ屋はたくさんありますが、イタリアンレストランはまだ調査中です~。
タイ料理
自称タイ料理店はデリバリーを中心にそこそこありますが、メニューを見るとWok系ばかりで、1品だけパッタイがあるようなお店が多いです(笑)
Thai Curry Restaurant
Rustaveli駅近くにある、実にストレートな名前のレストラン。
店員さんはタイ人の女性で、「コプクーンカー」と手を合わせて挨拶してくれる、コテコテのタイスタイル!
チキン入りグリーンカレー+ミネラルウォーターで21ラリ(770円)と、日本風に考えれば妥当ですが、ジョージアではちょっと割高。
でも、おいしいですよ!
その他のタイ料理
タイの方が経営する、ちゃんとしたタイ料理店もあるということなので、追い追いそちらもリサーチしてきます!
ステーキハウス
牛肉はたくさんあるのに、なぜか少ないステーキハウス(※ちなみに海外ではハンバーグはまずありません)。
N1 Steakhouse
Vakeにあるステーキハウスで、「トビリシのステーキハウス」として検索すると、ここしか出てきません。
ジョージア牛のヒレステーキが100gあたり12~13ラリ(470円)なので、こういうしっかりしたお店のステーキとしてはお得な感じがします。
写真は1kgのスペシャルヒレステーキ・99ラリ(3600円)で、4人でシェアして食べました。
ただし、赤身中心なので、霜降りのステーキを求める人には不向き。僕も「いきなりステーキ」のトップリブとかの方が好みです。
一応、アメリカンビーフのステーキもありますが、100gあたり20~30ラリ(730~1080円)と、日本の立派なステーキハウスぐらいのお値段になってしまいます。
お馴染みのファストフード
マクドナルドは市内各所にあり、KFC・ウェンディーズ・サブウェイ・バーガーキングなども、ショッピングモールや繁華街にそれぞれ数店舗あります。
だいたい日本の8掛け~同等ぐらいの値段で、現地的にはチョイ高ですが、日本人的にはアリっちゃアリという感じ。
例外はケンタッキーで、安い!
チキン2本・クリスピー3本・ポテトSで12ラリ(430円)でした!味もサイズも日本同等。
あとは日本にもあるような、高級ハンバーガーのお店もいくつかあります。
ハンバーガー単品で20ラリ(730円)越えするようなものなので、完全に高級料理ですね^^;
まとめ:飽きない程度のバリエーションはある!
日本食・中華・韓国・イタリアン・タイ・ステーキハウス・ファストフードとご紹介してきました。
日本における食事のバリエーションと比べたらまだまだ少ないですが、これらとジョージア料理を組み合わせれば、「飽きることはない」とまでは言わないまでも、充分にやっていけます。
この記事を最初に書いたのはちょうど住み始めて3週間になる日で、「もっとバリエーションが欲しい」というのが本音ですけど、なんとかなる手応えは感じているので!
ジョージアでジョージア料理に飽きてしまったときは、ぜひ参考にしてみてください。
コメント
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